2018年2月2日金曜日

第75話 看護部長のつぶやき16「最善観」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
                   不定期につぶやき、発信するページです。~

皆さま、こんにちは。河本智美です。
2018年が明け、はや1月も終わりとなりました。現在131日の20時を過ぎたところです。ブログ更新を本日は諸事情により行う事は無理ですが、(ブログ担当のMさんの助けがないとアップできないんです・・・。)1月に書いている・・・ということで、自分の中の決め事の「ブログは、月イチ更新する!」という事への言い訳にします。(笑)毎月あっという間に過ぎていきますが、今月1月は、さらに早かったです。ホントに、一日24時間あったのでしょうか?トホホ・・・です。


今月もいろいろな出来事がありました。世の中には思い通りにいかないことがたくさんあります。予定していたことが、予定通りにいかないこともあります。自分が努力してもそれだけではどうしようもないないこともあります。正しいことをしているつもりでも、すぐに思う結果につながらないこともあります。また、予測不能な思いがけないことが起こったりもします。そんなことが続くと、誰でも落ち込んだりしますよね。
日本の哲学者の森信三氏の「最善観」という考え方は、「すべての出来事は必然かつ最善である」というものだそうです。すなわち「わが身の上に起こる事柄は、そのすべてが、私にとって絶対必然であるとともに、またこの私にとっては、最善なはずだ」と「受け止める」ということです。「受け止める」とは、「それが法則として存在すると信じることができるかどうか」ということです。少しややこしくなりましたが、ご理解できましたか?

「偶然」に意味を見つけられるかどうかは、難しいかもしれませんが、「その法則(考え方)を知っているかどうか」にもよると言えます。知らないと見過ごしてしまうこともあるでしょう。わかりやすいたとえでは、「雨の後には虹が出る」と言いますね。こういったものを自分に置き換えてみることができたら、たとえ冷たい雨に打たれるようなつらい体験をしたとしても、「この後には必ず虹が出るのだ」と耐え頑張ることができるでしょう。心理学者のバンデューラは、自己効力感を上げるには、「質の高い成功体験をすること」と言っていますが、それには失敗に負けず継続することのできる強い精神力が必要です。

当院にとって、今は一年中で一番忙しい時期です。インフルエンザも猛威を振るい、大きな痛手です。しかし、「春は必ずやってくる!」「明けない夜はない!」と毎日呪文のようにつぶやき、この時期を乗り切りたいと思います。
最後になりましたが、2018年も細々とブログは続けていきたいと考えておりますので、お付き合いくださいませ。(^^)/

引用参考:Medica FAN No.89 2017.11.5