2017年12月29日金曜日

第71話 看護部長のつぶやき15「ローテーション」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
                   不定期につぶやき、発信するページです。~

皆さま、こんにちは。河本智美です。
2017年も残すところあと数日になりました。皆さまにとって、2017年はどのような一年だったでしょうか?2018年はさらに飛躍の年になりますように祈願いたします。

先日、看護雑誌を読んでいますと・・・「ローテーション 出る側にも迎える側にも スキルアップのチャンス」川柳?と思いきや、格言とのことでした。(笑)ローテーション(部署異動)は、社会人では当然のように受け入れられています。しかし、今まで住み慣れた?職場が変わる一大イベントですよね。ひと・もの・場所・時間の過ごし方・・・すべてが変わるというストレスフルな出来事です。しかし反面、「住めば都」ということわざにもありますように「どんな不便な田舎であっても住み慣れてしまえば、住みやすい都と同じように、住み 心地が良い土地に感じる。」と言われています。

看護師の業界でもローテーションは、「不安だけど仕方ないな~。」という見解がほとんどです。しかし、中には「無理です。辞めます。」と強硬な行動に出る方もおられます。ローテーョンの受け止め方は、人それぞれですが、前述の格言の通り、看護師の皆さん、ローテーションはチャンスです。自身の「知識」「技術」だけでなく、新たな人との出会いもあります。そして、様々なスキルアップが図れます。「井の中の蛙」では人生の経験で随分と損していますよね。チャレンジ精神で前向きにとらえることが大切です。また、迎える側も新たに加わった仲間への「配慮」「声かけ」を忘れてはなりません。人を活かす職場づくり、人間力発揮のチャンスです。

新しい年を迎えるに当たり、看護部も「ローテーション」を行い、気持ち新たにスタートを切りたいと思います。ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。

皆さま、よいお年をお迎えくださいませ。 m(__)m

引用参考:Nursing BUSINESS 2017 vol.11 no.12 メディカ出版