2017年7月29日土曜日

第55話 看護部長のつぶやき6「変革」

~看護部長が看護にかかわるさまざまな「気になること」を
                    不定期につぶやき、発信するページです。~

皆さま、こんにちは。河本智美です。
7月も終わりに近づき、猛暑日が続いていますが、いかがお過ごしですか?当院も、熱中症の患者様の搬送の救急車が絶えません。体調管理をしっかりと行ってくださいね。

さて、本日のつぶやきは、「変革」です。「うん?突然に何のこと?」と思われるかもしれませんが、お付き合いくださいね。ダーウィン(英国の博物学者で進化論の確立者)は、「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるものでもない。唯一生き残るものは、変化できるものである。」と述べています。地球上で環境の変化に対応できた遺伝子こそが生き延びてきたのです。

組織は、人と人をつなぐネットワークです。それは、人脈とも言えるでしょう。人脈は組織を活性化し、自らも変革する資源です。己の視野を変える、言い換えれば、セルフイメージを変革させる、セルフリノベーションとも言えるでしょう。人も組織も変革できるのです。人も組織も、セルフイメージをリノベーションすることで生き続けるのです。
さっきから、「イノベーション?」「リノベーション?」と混乱されている方もおられるかもしれませんので、少しググってみましょう。実は私も混乱しました。() 簡単に言うと、イノベーションとリノベーションは、アプローチの違いであると書いてありました。イノベーションは、まだない新しいものを作ることであり、リノベーションはすでにあるものを新しくすることです。良し悪しではなく、イノベーションとリノベーションの共存が必要ということです。つまり、「新しい」を生み出すためには、まだないものからまだないものを生み出す「イノベーション」か、すでにあるものからまだない組み合わせを生み出すか、大きく2通りあるということです。
組織には、3つのシンカがあるといわれています。「新化=新しくする」だけでは足りません。この他に「深化=深くする」と「進化=生成発展」があります。まさに、「イノベーション」と「リノベーション」ですね。
人を動かし「変える」ということは、並大抵のことではありませんが、自分自身を少しだけ「変えてみる」努力はできるのではないでしょうか? (#^.^#)

Nursing BUSINESS 2017 vol.11 no.6メディカ出版
ccore.co.jp/company-renovation/ より引用